【歯科衛生士学生の3つの試練!②勉強編】ゼロから始めるノートの取り方
2021/06/05
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~自分を知って相手を知ると楽になる~
歯科業界専門の伝え方コンサルタント もろほしりつこ です。
前回のブログでは【歯科衛生士の働き方】として産業歯科活動 コチラ
をお話ししました。
私が所属している歯科衛生士養成校では、明後日から定期試験です。
今頃1年生は、初めての定期試験に不安を抱えながらも必死に勉強しているはずです。
ところで皆さん、授業中のノートの取り方ってどうされていますか?
科目別のノートを用意していますか?
それとも、ルーズリーフ派でしょうか?
「どうしたらいいかわからない。先生、お勧めってありますか?」
私が学生さんとの面談でよくされる質問です。
そこで今日は、現役の学生さんたちへ
おすすめしたい「ノートの取り方」についてお話します!!
1年生におすすめ!授業ノートはこれでいこう!!
入学間もない1年生が、最初に「ぶち当たる壁」が歯科の専門用語です。
耳慣れないそれらが次々と飛び込んでくる授業は、まるで「突然知らない外国に一人で放りだされたような気分」だと思います。
まるで、ちんぷんかんぷん?????
教科書を見てみると今度は難しい漢字の羅列です。
?????????
Z世代の皆さんは「漢和辞典」を引いたことがありますか?
「無理!」な方がほとんどではないでしょうか?
「読み仮名」がわかれば、どんな難関漢字でもググることができますが、教科書にフリガナがふってあるのは、ほんの一部の特殊な漢字だけですよね?
読めないから、調べたくてもググれないですよね?
なので、授業中に先生が教科書を読んで、
「はい、ここ大事なところですよ!線を引いておいてくださいね」
と言ってくれたとしても、どの辺りを読んでいたのかもわからず、マーカーで線をひくことさえもままならない...
そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか?
大丈夫です。心配はいらないです。
海外で永く生活した人が、いつのまにか現地の言葉で会話できるように、皆さんの耳も徐々に歯科の専門用語に慣れてきます。
(誤解がないように…何もしなくて慣れるわけではないですよ。フリガナをふったり、漢字を書いてみたり、教科書を音読してみたり…努力は必要です!)
「ノートの取り方...?」
と悩む前段階で、まず教本が読めますか?
必要な個所にラインが引けますか?
最低限の予習として、その日の範囲の教本を一読してから授業に臨みましょう!!
わからない(読めない)専門用語は、授業中に聞き逃さずにフリガナをふるとして、わからない(読めない)熟語(一般用語)はありませんか?
できる限り、調べておきましょう。
ここまでやっておけば、あとは集中して授業を聞くのみです。
さて、ノートですが
授業中の机上に欲しいのは、教本と三色ボールペンとラインマーカーと大き目の付箋です。
プラス「裏紙」を数枚ホチキスで止めたもの、もしくはルーズリーフの用紙を数枚です。
(そして、後で出てくる「記憶する用ノート」です。)
先生の講義を聞きながら、教本のページを開け、必要な個所にラインを引き、付け加えて記入したいところがあれば大き目の付箋に書いて、教本のそのページに貼っていきます。
教本通りには進まず、雑談の多い先生だったら、「裏紙」の出番です。
大事なことを裏紙に大き目にボールペンで走り書き(殴り書き?)していきます。絵とか図も。
対応する教本のページ数も忘れずに書きましょう。
「ここは必ず覚えてくださいね。テストに出ますよ。」とか
「ここは今日はいいですけど、いずれしっかり覚えてもらいますよ。国家試験によく出ますからね。」
のような発言をしっかりメモしていきます。
「しっかり」って、「きれいに」ではないですよ。
自分が読み返せればいいのです。
きれいなノートを授業中に作ろうとは決して思わないでください。
あくまで、授業中のメモは自分が読めれば殴り書きでいいのです。
まずは、先生が言った大事なことを聞き漏らさないぞという気持ちで臨むことです。
ここでおすすめなのがボールペンで書くことです。
なぜかというと、「殴り書き」にはシャーペンは不向きだから...
(急いで書くと折れますよね?)
そして、シャーペン愛用者は書き間違えると、消しゴムを使うからです。
授業中は書き間違えを消す必要はないです。
消している間に他の話になってしまいますよ。
なので、ボールペン。
黒1色で書いていき、先生が大事だといったところを赤でグルグル、自分がよく理解できなかったこと、疑問があるところ、後で調べたいところを青で下線...
などのマイルールを作っておくことをおすすめします。
授業中に小テストなどが実施される場合は、その大き目の付箋メモや、裏紙殴り書きをしっかり復習して対応します。
そして、できれば...
理想はその日のうちに、その授業後に、記憶が新しいうちに
「記憶する用のノート」を作りましょう!!
「記憶する用ノート」はこれでいこう!!
「記憶する用ノート」のおすすめは、A5判の方眼ノートです。
これを見開きで使って、余白をたっぷりとって記入します。
このノートは三色ボールペンではなくても、気分の上がる自分の好きな筆記用具を使って仕上げましょう。
そして使い方ですが、おすすめは「科目ごとに分けない」で、1冊のノートに前から記入していくことです。
特に1年生はそれがいいと思います。
なぜかというと、まだ学習を始めたばかりの頃は特に
「大事なことは複数の科目でかぶって出てくるから」です。
例えば、歯周組織の構造は、口腔解剖学でも、歯科予防処置論でも、歯科保健指導論でも出てきますよね?
科目ごとに作ったノートでは1週間に1回しか登場の出番がなくて、1週間たてば人間の脳はほとんど忘れてしまっています。
1冊のノートに日付と科目名を書いて、前から順番に記入していけば
「あれ?これ前に他の科目でやったな?」と思ったらすぐに見返すことができます。
そして、科目が違えば付け足していくことが出てくるかもしれませんよね。
そこで、たっぷりの余白が活かされます。
ならば、たっぷり記入できるようにA4のほうがいいのでは?という方もいるでしょう。
でも、私のおすすめはA5です。
軽くてコンパクトで、持ち歩くのに便利だし、電車の車内で吊革につかまったまま片手で持てて、他の乗客の邪魔にならないからです。
持ち歩くのに、出して見るのにストレスがなければ、持ち歩くのも、出して見るのも頻度が増すと思うからです。
そして、出して見るたびに、新たなまとめを記入するたびに、ページを最初からめくれば否応なしに以前に書いた大事なことが目に飛び込んできます。
すなわち、復習ができます。
人間は忘れる生き物なので、目にする回数を増やしてあげる、それだけで知識の定着がアップしますよ!!
さらに、忘れないためにおすすめなのは、「絵」「図」「表」などを手書きすることです。だから方眼です。絵や図は下手な方がいいです。笑っちゃうぐらい下手がいいです。
ノートをめくるたびに下手くそな絵が目に飛び込んできたら、その周りに書いたことも覚えます。試験の時「あ~あの絵の横に書いたあの言葉、なんだっけなぁ?」と記憶を呼び戻しやすくなります。
これ、ホントですよ。絶対おすすめです!!
今日のこのお話が、皆さんの勉強に少しでもお役に立てたら嬉しいです。
お勉強編また書きますね。
一緒に頑張りましょう!!
願いは一つ
「世界中の全ての人のお口の健康を守りたい!」
本日も最後までお読みいただきありがとうございました!
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