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【歯科衛生士学生の3つの試練!①臨床実習編】挫折の理由トップ3

2021/06/28

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ご訪問ありがとうございます。

~自分を知って相手を知ると楽になる~

歯科業界専門の伝え方コンサルタント もろほしりつこ です。

 

 

私は現在歯科衛生士の養成校で教員をしています。

 

この時期、3年生が臨床実習に出ています。

 

今日は私も苦手だった臨床実習のお話です。

 

臨床実習は、今も昔も歯科衛生士学生の試練の1つで、これをきっかけに歯科衛生士を目指すことを断念する学生が出てくることもあります。

 

今日はその「挫折の理由」をお話しします。

 

 

 

 

それぞれの「挫折の理由」は?

 

涙ながらに学生は「辛い」「もう実習に行きたくない」と訴えてきます。

 

最悪な場合は「もう歯科衛生士になるのはあきらめる」「学校もやめる」と言い出します。

 

理由はそれぞれですが、その中でも多い理由トップ3はこんな感じです。

 

 

  • 先生(歯科医師)に叱られた
  • 実習担当歯科衛生士に叱られた
  • 先生がスタッフさんを叱っているのが怖い(自分にではなく)

 

 

①先生に叱られ

 

事例1 「バキュームは右手で持って」

 

②実習担当歯科衛生士に叱られた

 

事例2 「トイレでは、ナースシューズをトイレ用のスリッパに履き替えて」

 

③先生がスタッフさんを叱っているのが怖い

 

事例3 「(失敗に対して…)何年やってるんだ!」

 

 

などなど...

 

冷静になって考えてみると本当に「叱られた」のでしょうか?

 

お相手(この場合は歯科医師や歯科衛生士)は「叱った」のでしょうか?

 

これ、全て、実習生側の「受けとめ方」ですよね。

 

 

 

「指導してもらえた」のか「理不尽に叱られたのか」?????

 

皆さんはどう感じましたか?

 

 

 

当事者になってしまうと、その現場にいると、なかなかうまく受け止められないのかもしれませんが、冷静になれば「指導してもらえた」ことがわかるはずです。

 

 

 

①については、歯科の医療現場では、右手で持つべきものは右手で持つのが決まりです。これは決して「右利き優位」とか差別ではなく、歯科の器具の特性上の安全対策としてのルールです。

(特に歯を削る器械を使用して、患者様の顔の上で歯科医師や歯科衛生士、歯科助手の手が4本交錯して治療をする場合に求められます)

 

 

よって、歯科医師も歯科衛生士も養成機関では「左利きさん」は右手を使えるように指導しています。器具によっては、必ず右手で使用できるように矯正します。

 

教科書上でも「バキュームは右手で持つ」が正解です。

 

 

先生は、知らなかった(忘れていた?)(いつものくせで…)学生を指導してくださったのです。

 

 

 

②については、衛生上の問題です。

診療室内で履いているナースシューズをトイレでは履き替える…感染予防として当たり前です。

感染症の対策をしっかりしている歯科医院ということです。

それを実習生にも指導してくださっているのです。

 

 

 

③については、遭遇してしまうと誰しも気分のいいものではありませんよね。

「いつ」「どんな場面で」にもよりるかとは思いますが、これは「伝え方」の問題ですね。

先生の伝え方は、感情的ですね。

 

 

 

 

 

事例を「性格統計学」を使って検証してみると

 

①②③を性格統計学を使って考えてみましょう。

 

 

①②の場面を想像すると、「その場で」「今すぐ」直してほしい緊急性がうかがえます。

この場合は適切な、短い言葉で、端的に注意をしてくださったのです。

 

 

きっと、この注意を「叱られた」と感じるのは「ピースさん」が多いはずです。

ピースさんは、理由やその人の想いが欲しいからです。

 

 

 

もし、仮にこんな表現だったなら「叱られた」とは感じなかったはずです。

 

 

①「視界の妨げになるから、バキュームは右手で持って。教科書でもそうなっているよ。」

 

②「靴の裏が感染源になる可能性もあるから、トイレではスリッパに履き替えてください。」

 

 

 

でも...

 

歯科診療室は医療の現場です。

 

歯科医師や歯科衛生士が実習生に「指示する」「注意する」場合には、どうしても「短い言葉」になります。

 

「理由」や「想い」までは付け加えられない場面が多いことを、実習生側が理解していなければなりません。

 

これは、送り出す側の私、学校側の教育の責任ですね。

 

 

 

そして③

自分が当事者ではなくても、周囲の人が叱られていたり、不仲だったりがストレスなのはピースさんです。

 

この場合は、先生の伝え方が

「〇〇が××だから、もう1回やってください」

だとよかったですね。

 

「何が」「どのようにダメなのか」を具体的に伝えていただきたいものです。

 

 

 

検証していくと、関係者がみんな「性格統計学」を知っていたなら、お悩みにすらならないことがいっぱいあるなぁと、ますます「性格統計学」の普及の必要性を感じます。

 

 

知っているだけで楽になる、それが性格統計学です。

 

「受けとめ方」を知っていればだいぶ楽になります。

 

「伝え方」まで理解していれば、HAPPYになります。

 

 

 

最後に、トップ3には入りませんが、たまにこんな挫折理由を聞きます。

 

 

  • 実習先の歯科医院の衛生レベルが許せない

 

 

これは、歯科助手経験者から出てくる挫折理由です。

きっと、自分がアルバイトをしている(してきた)歯科医院と比較して出てきた言葉でしょう。

 

 

歯科医院によって、取り入れている消毒や滅菌の器械をはじめ、感染対策として行っている作業や使い捨てにしている消耗品の扱いのルールは様々なのが現実です。

 

これは別に歯科業界に限らず、飲食業界でも、IT業界でも同じ、企業によってルールが違うのは当たり前ですよね。

 

就活生がインターンで何社か経験し、自分に合った希望する企業をみつける...

 

同じことです。

 

そこも含め、しっかりと見学や実習をしてきて欲しいのです。

疑問点を考察して実習レポートにまとめる。

または、自分の就職先選びに役立てる。

 

学べることは沢山あります。

 

 

 

性格統計学で考えると、「ロジカルさん」に多い理由かなと思います。

 

合格の基準(ほめる基準)が高いので、「許せない」基準も高くなるはずだからです。

 

 

 

 

こうしてみると、臨床実習をうまく乗り切れるのは「ビジョンさん」が多いかもしれません⁈

 

短い指示で動け、臨機応変に対応できて、場の空気を読めて、叱られたときはすぐに謝れて…

 

 

 

 

今後、学生のタイプと臨床実習不適応になる理由の検証をしていきたいと思います。

 

いつになるかわかりませんが、検証がまとまったらこのブログでご報告いたしますね。

 

 

 

 

願いは一つ

 

「世界中の全ての人のお口の健康を守りたい!」

 

 

                                             

 

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました!

 

 

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