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病院に行かない男 病院に連れていきたい女

2021/07/19

カテゴリーブログ

こんにちは!

性格統計学でHSPも家庭も円満

伝え方コンサルタントの
堀陽子です



「オレは絶対病院なんかに行かんぞ!」



コレ、私の父親のセリフなんですが、
あなたのご両親や、周りにもこんな人いませんか?


娘が嫁いでシニア世代だけになった家では
年々、独特のお悩みが蓄積されていきます。


たまに実家を訪れると、
「実はお父さんね・・」と母親から相談を受け
一緒に悩むのがアラフォー世代です。


救急車で運ばれるまで、あきらめるしかないね。


もう、どうにもならなくて
我が家も、そんなブラックジョークを言うしかありませんでしたが


多くのカウンセリングをさせてもらううちに
わたしの捉え方が変わってきました。



断固!病院拒否!の本質は・・?

実家に行った時のこと。


70歳を超えた父親は
誰もが一見して、
「1回病院行って来たほうがいいよ」
と言いたくなるような様子なのです。


今までも
何度も病院言ったら?と言っていますが
うん、うん、とそっぽを向いて
まともに聞いてはいません。


当然、父親と一緒に暮らしている母も言いますが、
言い過ぎると機嫌が悪くなるので言えないのです。



だから、
「病院に連れていくににはどうすればいい?」
という相談を娘の私にしてきます。


以前の私だったら
父親は性格統計学のタイプ的には
こうで、こうだから、こうしたほうがいい
というアドバイスをしますが、


今は

「物事の本質はそこではない」

と思うようになりました。


確かに、
心配だから病院に行って欲しいと
願う女衆ですが


それって、父親の気持ちを無視して
コントロールしようとしているだけじゃないか。



ふと、そう思うようになりました。



父親の気持ちは「病院に行きたくない」だけど

その気持ちの裏には、
もっと深い気持ちがあると思うのです。


 

家庭環境が厳しすぎて、傷ついたまま育った父親

わたしたち家族のために、仕事人間だった父親

精神的な病を患ってしまった父親。


仕事柄、化学や人体に精通していた父、

だからこそ、全部をひっくるめて

決めているコトがあるように感じます。



70歳を超えた父親が、

今どんな気持ちで

残りの人生をどう生きたいと思っているのかも

認めてあげたい。

 

そう思うようになりました。


愛情という名のエゴ


そんなことを母に言うと、

「あえて見過ごすようでかわいそう。辛い。」

と言います。


もちろん娘の私も、その気持ちはわかる。

でも、もしかしたらそれはエゴかもしれない。

愛情という名のエゴ。





賛否両論あると思いますが、
私は家族にしかわからない、背景というものを
加味する必要があるように思います。


そして、家族の1人ひとりが

個人としても

家族としても

色々あったけど共に生きることができて良かった。

思い出を共有することができて良かった。


と共に思えるようにすることが
家族として目指すところではないか、と思います。



本質を見ると解決策が変わる

そうなると、

「父親を病院に連れていくためには、どうするか」

ではなく、

「父親を含めた家族の私達が
心通わせて過ごすためには、どうするか」


という解決策になります。



母は私の話を聞いて
うん・・・分からなくもないけど・・・
と、宙を仰いで葛藤しているようでした。


今までも母は、
私からのコンサル内容を呑み込めず、
理解するのに2ヶ月かかりました。


誰でも自分のエゴとの戦いには時間がかかるけど、
母親はちょっと長かった。


それはきっと、
夫婦として苦楽を共にしてきた
年数があるからでしょう。


でも、私と義母との関係の激変ぶりに感動し、
それがモチベーションになっていると
言ってくれている母親です。
だから、きっと理解してくれると信じています。


課題だらけだった私達家族は、
家族にしかわからない解決策を見つけた時に
本当に家族になれるような気がしています。


でも、あきらめてはいないんです。
もしかしたら、その先に
病院を受診するというミラクルが
また起こるかもしれないから・・・


まずは、
日々の伝える言葉や行動を
父親のタイプに合わせてあげよう。
そうすることで、きっと変化が起こる。


だって、すでに予兆が見え始めてる・・



アラフォー世代の悩みの一つ、「親問題」
もしかしたら、本当に通い合う心を築き直す、
きっかけを与えられているのかもしれませんね。



あなたのご両親はお元気ですか?

この記事が
「あなたとご両親の人生観を考える機会」
になったら嬉しく思います。



今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!